新緑がまぶしいほど明るい季節です。秋に真っ赤に装うモミジも、今は青モミジとして、別の美しさを見せてくれています。そんな緑を一層引き立てるのが、ツツジです。
普通ツツジというと、ピンクに紅色の斑点のあるヒラドツツジが圧倒的に多いの ですが、山水園にはいろいろなツツジが植えられ、少しずつ時期を移しながら開花しています。
ヒラドより先開花するのは、ミツバツツジやヤマツツジ。
すっと伸びた枝に、やや間隔をあけて花が付くので、すっきりと清楚なイメージです。
今、開花中なのが、株にびっしりと花を咲かせるおなじみのヒラドツツジです。通常ならゴールデンウィーク頃に満開になりますが、今年は寒かったせいかこれからが見頃です。
ヒラドが終わった頃に出番を迎えるのがサツキ。小さな葉、小さな花がかわいらしいツツジです。
ツツジ、漢字では「躑躅」という難しい字を書きます。
どちらにも「足」が付いていますが、これは「行っては止まる」という意味なのだそうです。
色鮮やかな美しさに、足が止まってしまうことからこんな名前が付けられたのだとか。
風も爽やかなこの季節、「行っては止まる散策」を楽しみに、ぜひ山水園へおいでください。
お待ちしております。